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在宅介護の限界点とは?見極め方をわかりやすく解説

2024年6月8日
カテゴリー:
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在宅介護をする中で、「いつまで在宅介護を続けようか」「最近、在宅介護の限界を感じてきた」とお悩みの方もいると思います。多くの場合、在宅介護ではヘルパーやデイサービスなどの介護保険サービスを利用し、在宅での介護が限界に達した時に施設や病院に入所して最期を迎えられます。しかし、在宅介護の限界とは具体的にどのような状況を言うのでしょうか。

在宅介護の限界と感じる時は、大きく分けて、医療的な問題・家族の問題・要介護者本人の問題の3つがあります。こちらの記事では、在宅介護の限界を感じる3つの問題についてわかりやすく解説いたします。正しい見極め方を知り、必要に応じて介護施設への入所を検討しましょう。

在宅介護の限界を感じる時とは

在宅介護の限界を感じるときは

在宅介護は、自宅で過ごすことが可能な方を対象に行うものです。つまり、自宅で介護ができない方には在宅介護は提供できません。在宅介護の限界を感じる時は、医療的な問題、家族の問題、要介護者本人の問題の大きく分けて3つあります。それぞれの問題にはどのような理由や原因、解決策があるのでしょうか。

医療的な問題

医療的な問題

医療と在宅介護は密接に関連しており、病院での治療が必要な場合は自宅での介護が難しくなります。医療と在宅介護、どのようなポイントがあるのでしょうか?

病院での医療的な援助が必要な場合

病院での医療的な支援が必要な場合とは、いったいどのようなものがあるのでしょうか。

例えば、人工呼吸器を装着している場合は、基本的に自宅で介護することが出来ません。医療器具も必要で、機器の定期的なメンテナンスなどもあります。また、人工呼吸器に伴う中心静脈栄養や胃ろうなどの栄養管理、痰吸引なども必要になります。胃ろうや痰吸引だけであれば自宅でも問題なく介護することができますが、人工呼吸器を装着している場合は、胃ろうや痰吸引もリスクがありますので、医療関係者が対応する必要があります。

さらに注意したいこととしては、治療が必要な場合です。

家族や本人がどうしても自宅で過ごしたいと望む場合に多いのが、治療が必要にもかかわらず、自宅での生活を優先し、入院や施設に入ること=悪いこととしてしまうケースです。しかし、治療が必要な場合は医療環境の整った病院や施設の方が適しています。無理せず自宅を離れて治療を受けることが望ましいのです。

自宅で医療的な援助が受けられる場合

以前は、少しの医療が必要な場合でも入院が望ましいとされていましたが、今ではその考え方は変わりました。簡単に操作できる医療機器が普及し、自宅でも医療を受けやすい環境が整っているのです。

例えば、看護師が訪問する訪問看護を受けることができ、場合によっては医師の往診を受けることもできます。居宅療養管理指導という介護保険のサービスがあるので、薬も薬局から持ってきてもらうことができ、歯科の往診や栄養士による栄養指導も受けることが出来ます。医療が必要なら即座に入院という訳ではないので、そのあたりの見極めが大切になってきます。

家族の問題

家族の問題

在宅介護を行う上で必要なのは、家族の支援と介護保険サービスの支援です。もちろん家族の支援も受けられない方もいますが、その場合は介護保険サービスの支援だけを受けることになります。

家族がいる場合

家族がいて、介護を受けられる場合は、認知症になったとしても在宅介護を続けていくことが出来るでしょう。

家族介護のポイントとしては、家族の生活が成り立つうえで、介護を続けていけるかどうかということです。例えば、家族が仕事をしないと生活が成り立たない状況や、家族が在宅介護を続けていく中で強いストレスを抱えてしまっている状況では、デイサービスやショートステイ等の施設型の介護保険サービスを受けることによって在宅介護を続けることが出来ます。

家族がいる場合といない場合では在宅介護の限界が大きく異なるため、その点を念頭に置いておくことが重要です。

家族が強いストレスを抱えてしまっている状態は2つあります。

① 閉鎖的になることが多い

介護者と要介護者が同じ家で過ごすことで、外部との交流が減り、介護者は精神的に追い込まれがちです。主な介護者が一人で全てを抱え込み、他の同居家族から孤立することもあります。さらに、家族が慢性的な疲労から病気になったり、介護鬱になることで、介護への意欲が急速に低下することがあります。介護の意欲が減退し、ストレスから要介護者に対して問題が生じる可能性もあるため、注意が必要です。

② 仕事中にも連絡が来る

仕事をしながら家族のために在宅介護をしている方も多いでしょう。仕事中にもかかわらず、要介護者やその病院の主治医から連絡が入り、やむを得ず電話に出なければならないことがあります。そのたびに話を聞いたり職場から自宅に戻ったりすることで、職場に迷惑をかけてしまい、強いストレスを感じることも少なくありません。

家族がいない場合

家族がいない、家族から介護を受けることが難しいという方は増加してきています。特に独居で暮らしている高齢者の場合は、それが当てはまるでしょう。こういった方の場合は、介護保険サービスだけを受けて過ごすことになります。介護保険サービスは、訪問介護やデイサービス、訪問看護など様々な種類のサービスがあります。

介護保険サービスの唯一の弱点としては、継続して長時間サービスを受けられないということです。例えば、訪問介護の場合は長くても1時間ほどのサービスしか受けることが出来ません。デイサービスは8時間ほどのサービスが受けられ、ショートステイは1週間ほど介護のサービスを受けることが出来ますが、基本的には24時間365日のサービスを受け続けることが出来ないのです。

つまり、24時間365日介護を受ける必要がある方(認知症で問題行動があり、常に見守りが必要な方等)は在宅介護を続けることは難しいといえます。

要介護者本人の問題

要介護者本人の問題

要介護者が住み慣れた家での生活を希望している場合でも、様々な問題により、自宅での生活が困難な場合があります。日常生活や住まい、外出時で危険と判断されるサインについて是非チェックしてみてください。

日常生活の危険サイン

食事や入浴、排せつや着替えなど、日常生活に必要なことを親は自分自身で行えていますか。

高齢になると温度に無頓着になり、冬に冷房と暖房を間違えて入れてしまっても気づかない場合があります。また、食べ終わった食器も洗わずそのままにしたり、洗濯物をためてしまったりと、不衛生にしている場合は注意が必要です。また、特に料理をしていて、火を消し忘れてしまうなど火の始末は命にもかかわります。

親の様子がおかしくなってきたと感じたら、自宅での生活が難しくなっていないか再検討することが大切です。

住まいでの危険サイン

高齢になると身体機能が低下し、転倒リスクが高まります。手すりがついていても、玄関や階段の昇降が難しくなる場合があります。転倒をきっかけに入院すると、退院後、自宅に住み続けることが出来ないリスクがあります。自宅に危険な段差はないか確認してみましょう。

外出時の危険サイン

通いなれた道を帰れるようであっても、横道に入ったとたんに戻れなくなり、道に迷うことが多くなってきたら注意が必要です。帰り方がわからずに、かなり遠くまで歩いて行ってしまう可能性があります。警察から保護の連絡が来てしまった場合には、その時点で在宅介護は難しいと考えたほうが良いかもしれません。

在宅介護を続けるための対処法

在宅介護をする家族

在宅介護が大変になってきたと感じた場合、自宅での生活を続けるためにはどうしたらいいのでしょうか?次の2種類の方法を試してみましょう。

・介護保険サービスを見直す
・1人で悩まず、家族やケアマネジャーに相談する

現在困っていることの解決方法が分かれば、これからも在宅介護を続けていく自信につながるでしょう。

介護保険サービスを見直す

対処法の1つ目は、現在利用している介護保険サービスを見直すことです。「介護が大変になってきた」と感じるようになったときは本人の状態が変化し、現在のサービス内容や量では対応しきれていない状況になっていると考えられるからです。

例えば、介護者が休息する時間を設けるためにデイサービスの回数を増やすことが考えられます。夜間の介護が大変なのであれば、一時的に施設に入所して介護を受けるショートステイの利用もよいでしょう。認知症によって徘徊の心配があって目が離せないというのであれば、家から出ようとしたときに家族へ知らせる「認知症老人徘徊感知器」を介護保険でレンタルする方法もあります。

1人で悩まず、家族やケアマネジャーに相談する

対処法の2つ目は、1人で悩みを抱え込まずに家族やケアマネジャーに相談してみることです。

他の人と一緒に考えることで、思わぬ解決方法にたどり着く可能性があります。まずは家族に相談して協力を求めてみましょう。また、ケアマネジャーに相談すれば、介護保険サービス以外にも民間事業者で行っている便利なサービスや行政サービスなどを教えてくれることもあります。

在宅介護はゴールの見えないマラソンを走っているようなものです。「自分1人ではどうしようもない」と思うことは、決して恥ずかしいことではありません。決して独りで抱え込まず、周囲の人に助けを求めるようにしてください。

在宅介護の限界を感じたら、施設入居を検討する

在宅介護と費用

施設の種類は非常に多く、判断に困惑するかもしれません。

公的施設は、介護保険施設とも呼ばれており、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設(令和5年度末廃)、介護医療院があります。これらの施設は所得による軽減措置もあり、比較的低コストで入居ができますが、多くの人が入居したいと考えているため、入居までに時間がかかる場合があります。住宅型有料老人ホーム介護付き有料老人ホームサービス付き高齢者向け住宅グループホームは、民間施設の位置づけで、各施設に特徴があり、自立の方も受け入れています。

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施設入居の手続きは、見学、仮予約から入居申し込み、本人面談、受け入れ審査となります。健康診断書も必要となります。入居を急ぐ場合は、行く数の工程を同時に進めていくので、初めての時は1人では難しいかもしれません。また、そもそもどんな施設が最適なのかを判断することも難しい場合もあります。静岡県内であれば、老人ホーム紹介タウンYAYAでは相談員が無料相談に乗ってくれますので、相談してみてはいかがでしょうか。

家庭にあった方法を選ぼう

笑顔の夫婦

在宅介護に限界を感じることがあるかもしれません。そのようなときは、1人で悩まずにまずは家族や友人など身近な人に相談してみてください。さらに、様々な相談窓口などを利用して専門的なアドバイスを受けるのも良い方法です。(静岡老人ホーム紹介タウンYAYAでも無料でご相談を承ります

介護の負担を減らすためには、介護保険サービスの利用や施設入居を検討することも選択肢の一つです。どの方法がご家庭に最適かをじっくり考え、最良の選択をすることが大切です。介護者も要介護者も共に健やかに過ごすために、今の介護方法を見直してみましょう。

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監修者プロフィール

増田 高茂(社会保険労務士 介護支援専門員 介護福祉士 第二種衛生管理者)
増田 高茂(社会保険労務士 介護支援専門員 介護福祉士 第二種衛生管理者)
多くの介護事業所の管理者を歴任。小規模多機能・夜間対応型訪問介護などの立ち上げに携わり、特定施設やサ高住の施設長も務めた。社会保険労務士試験にも合格し、介護保険をはじめ社会保険全般に専門知識を有する。現在は、介護保険のコンプライアンス部門の責任者として、活躍中。

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