要支援1に合う老人ホームの選び方・利用できるサービス

介護保険には軽度順に自立・要支援・要介護とあり、8段階で判定されます。要介護度区分の中で最も軽度な段階です。要支援1の方でも入居できる老人ホームはあり、様々な理由から入居されている方も少なくありません。こちらの記事では、要支援1はどのような状態なのか、受けられる介護予防サービス、要支援1に合う老人ホームの選び方についてご説明しています。

要支援1とは

要支援1は厚生労働省が定める要介護認定の区分のひとつです。要支援1がどのような状態なのか、また要支援2や要介護との違いを紹介します。

要支援1の状態

要支援1は、身のまわりの世話に見守りや手助けなどで何らかの介助が必要な状態です。立ち上がる、片足で立つなどの複雑な動作は手伝いを必要なときがあるものの、排泄や食事は一人でできることが多いです。ただし、あくまで目安であり、例外となるケースもあります。

要支援2・要介護との違い

要支援2になると要支援1の段階と違って複雑な動作で介助が必要になり、移動の動作に介助が必要になるときがあります。要介護との違いは、精神・行動障害認知機能低下の有無です。ただし要介護度・要支援の度合いは目安のため、参考程度に見てください。

要支援1で受けられるサービス

要支援1の方が利用できる介護予防のサービスには、訪問介護・通所リハビリテーション・居宅療養管理指導などがあり、地域密着型介護予防サービスとして、小規模多機能型居宅介護や認知症対応型通所介護などがあります。

通いの介護サービスはデイサービスや認知症対応型通所介護で、要支援1の場合は自費での利用になります。泊まりでの介護サービスのショートステイは、要支援1の方も利用可能です。福祉用具のレンタルは、一部の福祉用具をレンタル料の1～3割負担でできます。住宅改修は要介護度に関係なく補助金のひとつ、住宅改修費の支給が受けられるため、改修内容が支給対象の場合は申請しましょう。

要支援1に合う老人ホームの選び方

要支援1の方は比較的自分の力でできることが多く、「老人ホームはまだ早い」と思うかもしれません。しかし以下の理由や希望がある場合、要支援1の方も老人ホームへ入居するメリットがあります。

要支援1の方の入居理由

要支援1の方は自立して暮らせる状態の方も多く、必ずしも老人ホームへの入居が必要ではありませんその中で要支援1の方で老人ホームへ入居した方の理由には、以下のようなものがあります。

・一人暮らしでもしものときが心配
・孤独感があり、人と交流する機会が欲しい
・今の生活の仕方をあまり変えず、安心して暮らしたい
・日頃の家事を負担に感じる

入居者との交流やレクリエーションをしたい方

老人ホームに入居して、人との交流を積極的にしたい方には、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅（介護型）がおすすめです。

介護付き有料老人ホームは自立や要支援から入居可能な施設であれば、自立や軽度の方も入居されていることもあります。住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の介護型は要介護度に関係なく入居できるため、要支援1の方も入居できます。施設により入居者との交流やレクリエーションを重視するかは違いがあるので、気になる施設に相談し希望に合うことを確認してから入居しましょう。

自宅での生活をあまり変えたくない方

老人ホームへ入居しても今までの暮らし方を大きく変えたくない方は、サービス付き高齢者向け住宅の一般型がおすすめです。サービス付き高齢者向け住宅の一般型の特徴は、施設はバリアフリー設計で日中はケアの専門家が常駐しており、安否確認とあわせて生活相談サービスの提供を受けることができます。

また、他の老人ホームより自由度が高いため、外出・外泊・来客の制限はなく、自立できる方は今までとほぼ変わらない生活ができる点がメリットです。施設によって専用のお風呂・キッチン・トイレが居室にある場合と、共用の場合があります。希望の使い方かどうかも施設を選ぶポイントです。

老人ホームに関するご相談なら

要支援1の方は、要介護度の区分の中で最も低く、一人暮らしでも問題なく過ごせる場合が多いです。
しかし介護が必要になることもあり、この先介護度が上がったらと不安になる人もいるでしょう。早めに老人ホームへ入居し、安全な環境で安心して暮らすという選択肢もあります。要支援1の認定を受けたあとは参考までに老人ホームについて調べてみて、興味がわいたら施設を見学してみてはいかがでしょうか。老人ホーム入居を検討されている方は静岡老人ホーム紹介YAYAにご相談ください。

静岡老人ホーム紹介YAYAは、お客様一人ひとりの状態に合った老人ホーム探しをお手伝いしています。施設選びや見学にも同行するので、より満足いただける施設選びが可能となります。相談から入居まで無料でご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ