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老人ホームの部屋の広さ、探す際にチェックすべきこと4つ

2023年4月7日
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一人暮らしをしている親の介護度が上がってくると、将来的な不安が出てくるものです。同居ができればいいのですが、家庭の事情や介護の問題を考えると、なかなかそうはいかないでしょう。そこで考えるのは、老人ホームへの入居かもしれません。この記事では、老人ホーム選びに役立ててもらえるよう、タイプ別に老人ホームの部屋の広さや設備の特徴を紹介しています。部屋選びのポイントをチェックして、親も自分も安心できる老人ホームの部屋を見つけてみてください。

老人ホームの部屋の広さやレイアウト

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの部屋の広さや探す際にチェックすべきこと

老人ホームの部屋には、個室・多床室・ユニット型個室など種類があります。また、老人ホームの施設タイプによっても部屋が異なっているため、それぞれの部屋のタイプや広さなど詳細を解説していきます。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、介護付き・住宅型・健康型の3タイプ があります。どのタイプの有料老人ホームでも、1部屋の広さが決められており、居住空間が狭くならないようになっています。部屋の広さは約8.5畳以上で、13平方メートル以上 が基準です。このくらいの部屋の広さがあれば、室内にベッドや家具があっても狭くは感じません。一般の賃貸住宅でも1人暮らしの部屋はこのくらいなので、高齢者が1人で居住する際にも適切な広さがあるといえます。

また、1人で生活するための個室以外にも、相部屋や夫婦で使う部屋 がある施設もあります。食堂やリビングは共有スペースにあり、食堂やレストランに入居者が集まり、みんなで食事をとることが可能です。トイレや洗面所は部屋に設置されていることもあれば、共有スペースとなっている場合もあります。施設によっては入浴設備やキッチンがある部屋を選ぶことも可能です。部屋の浴室は一般的な浴室を設置している場合が多く、機械浴が必要な方は確認するとよいでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅の部屋も、広さが決められています。部屋には、キッチン・トイレ・洗面所・浴室などが設けられており、この場合に最低限必要となる部屋の広さは25平方メートル以上で約16畳以上です。ただし、介護型の部屋ではリビング・キッチン・浴室などが共用スペースに設けられていることが多くなっており、この場合の部屋の広さは18平方メートル以上で約11.5畳以上となります。

部屋はすべてのタイプでバリアフリー仕様となっており、段差がなく住みやすいでしょう。トイレや浴室には手すりがついており、高齢者が安心して暮らせるよう工夫されています。ただし車いす専用に整備されているわけではないため、将来介護度が上がったときのことを考えておくといいでしょう。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは自立した生活が困難な方向けで、部屋はユニット型が中心です。ユニット型は比較的新しいタイプの部屋で、10人程度が1ユニット でグループごとに介護サービスを受けるようになっています。共有のリビングスペースを中心に、それぞれの個室が配置されているタイプです。また、従来型の多床室を採用している特別養護老人ホームもあります。多床室は大人数で共有する部屋のことで、プライバシーを確保できない問題から最近は減少傾向にあります。

どちらのタイプでも、個室部分は約7畳以上で10.65平方メートル以上 の基準です。特別養護老人ホームは寝たきりの方もいるため部屋が狭くなりますが、約7畳以上は確保されておりそれほど狭いわけではなく、一般住宅の個室をイメージするとわかりやすいでしょう。体を動かせる方は共有スペースで過ごすことが多いので、個室は休むためのスペースとなり、約7畳あれば十分な広さに感じられます。

グループホーム

高齢者向けのグループホームは、認知症に対応したタイプがあります。1つの施設で認知症の方が共同で暮らすための施設で、施設内には5人~9人程度 が生活しています。それぞれが掃除や料理などを分担して生活しており、みんなが過ごせるリビングと個室が設置されているのが特徴です。部屋は基本的に個室で、夫婦の場合は2人で入居することもできます。個室の広さは約4.5畳以上で7.43平方メートル以上 です。

グループホームは認知症の方が住み慣れた地域で暮らすための施設で、一般住宅をリフォームしたようなタイプもあります。個室はあまり広くありませんが、食堂・キッチン・浴室などの共有スペースで過ごすことが多いため、空間の狭さを感じることは少ないでしょう。

軽費老人ホーム

軽費老人ホームは、A型・B型・C型・都市型 の4つのタイプがあります。ケアハウスと呼ばれるCタイプが一般的で、食事や介護サービスが提供されています。施設全体がバリアフリー対応のため、高齢者が安心して入居することができるでしょう。部屋は個室タイプで、1人用または2人用の部屋があり、1人用は21.6平方メートル以上で2人用は31.9平方メートル以上 の基準です。

都市型は首都圏を中心とした身寄りのない低所得の高齢者を対象としており、居住面積が緩和されているため注意してください。部屋の広さの基準は7.43平方メートル以上 で、他のタイプに比べて狭くなるので事前に確認しましょう。

老人ホームの部屋でチェックすべきこと4つ

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの部屋の広さや探す際にチェックすべきこと

それぞれの老人ホームは設備基準が設けられていますが、細かな設備は施設ごとに異なるため、入居前によく確認するようにしましょう。とくに注意したい点を次の項目で詳しく紹介します。

入居者にとって適切な広さか

老人ホームの種類ごとに、最低の部屋の広さが決められています。快適に生活できる基準が設けられていますが、入居する方の生活に合っているかもチェックするようにしてください。部屋が狭いと、入居者は圧迫感を感じて心身的なストレスを抱えるかもしれません。逆に広すぎても、生活動線が悪くなるため、広すぎる部屋も問題となります。

また、広い部屋は月額費用が高くなりやすい点も考慮が必要でしょう。部屋の広さは、入居する方に合っているか実際に確かめてみることです。圧迫感はないか、トイレへの移動はスムーズなのか、本人が見て問題ないかチェックしてみてください。

備え付けの設備はあるか

老人ホームは部屋に設備が充実しており、自宅のように使えるタイプがあります。部屋にトイレ・洗面所・浴室などがあると自立した生活を送るために役立ちますが、逆に設備が多すぎると居住スペースが狭くなる可能性もあります。最低限、部屋に欲しい設備はコール付きトイレです。自室にトイレがあると生活に便利ですが、個室だと体調を崩した際に心配があるため、コール機能が付いたトイレがあると安心でしょう。

また、高齢の方には便秘の他、排泄機能に障害が出てくる方も多いので、個人で占有できるトイレのある部屋がおすすめです。

部屋からの生活動線は良いか

自分で身の回りのことができるうちはあまり影響しませんが、高齢者は次第に足腰が不自由になってくるため、生活動線のよさは重要です。部屋の広さよりも、物がとりやすいのか、移動しやすいのかをチェックしてください。

また、将来車いす生活になったときのことを考えて、部屋から共有スペースへの移動がしやすいかも注意したい点です。元気なうちは共有スペースから離れた部屋のほうが、歩く距離が長くなり足腰の強化につながりますが、車いす生活になったら生活に困難が生じる恐れがあります。
両方の生活を考慮しながら、部屋と共有スペースの距離関係も考慮してみてください。

日当たりが良いか

日当たりの良い部屋は、自室で太陽の光を感じることができます。太陽の光は時間の間隔をつかむためにも重要で、部屋で過ごすときの気分の良さにも影響してくるため重要です。

とくに注意したいのは、ベッドで過ごす時間が長くなったときです。日当たりが悪い部屋でも元気なら共有スペースで太陽を感じることはできますが、ベッドでの生活が長くなると部屋の日当たりの良さは重要になるでしょう。部屋からは、外の景色が見えやすいのか、日当たりが良い場所にベッドを移動できるのかもチェックしてみてください。

ベッド・ヘルパーコール・ナースコールの位置は適切か

老人ホームの部屋には、ヘルパーコール・ナースコールが設置されています。ベッド周辺やトイレ内にも設置されているので、使いやすさを確認しておいてください。どちらも手に麻痺があっても押しやすい形状になっているか、高さは押しやすい位置になっているか確認しましょう。

老人ホームに夫婦部屋や、夫婦で入居すると安くなる施設はある?

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの部屋の広さや探す際にチェックすべきこと

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、夫婦で使える2人部屋を設けている施設があります。2人で入居すれば、1人あたりの家賃を安くできるためおすすめです。

たとえば、夫婦がそれぞれ個室を借りて家賃が20万円かかる場合では、夫婦2人部屋を選ぶと2万円程度安くなる ケースがあります。しかし、個室2部屋分と夫婦部屋の値段がほとんど変わらないケースもあるため、事前に費用を確認してください。夫婦2人で入居できる老人ホームは、数が少ない傾向にあります。特別養護老人ホームのように介護の必要性が高い施設では難しいので、複数の老人ホームのタイプを比較してみましょう。

なお夫婦部屋については、夫婦の関係性、例えば夫が妻に言いつけて何でもやらせてしまったり、夜間に何度もトイレのために妻を起こすなどといった場合に、あえて選択しないこともポイントだと言えます。

老人ホームの入居先は、部屋を見てから慎重に選ぼう

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの部屋の広さや探す際にチェックすべきこと

老人ホームのタイプ別に部屋の広さや設備を紹介しました。高齢者向けの施設によって部屋の使いやすさが異なるため、紹介した内容を参考にしながら、自分に合う部屋を見つけてみてください。重要なことはパンフレットだけで決めてしまうのではなく、実際に見学や体験入居して決めることです。写真では広く感じた部屋でも、実際に見に行くと狭く感じる場合や、広すぎて使いにくいと感じる場合があるため、見学に行って確かめてください。老人ホーム入居を検討している方は静岡老人ホーム紹介YAYAにご相談ください。

静岡老人ホーム紹介YAYAは、お客様一人ひとりの状態に合った老人ホーム探しをお手伝いしています。施設選びや見学にも同行するので、より満足いただける施設選びが可能となります。相談から入居まで無料でご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ

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