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老人ホームの食事について

2023年4月11日
介護お役立ち情報

多くの老人ホームでは、1日3食の食事提供があり、おやつも提供する施設もあります。老人ホーム生活において食事は1番の楽しみにもなるため、老人ホームは入居者に食事を食べてもらえるように工夫しています。こちらの記事では、老人ホームの献立例、飲酒、食事提供の工夫、食事の調理、外食などについてご説明しています。

食事は老人ホーム生活での楽しみ

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの食事

老人ホームに入居する人にとって食事は生活の大きな楽しみのひとつで、QOL(生活の質)に影響を及ぼすといわれるほど重要です。YAYAでも「食事が美味しくないから別の施設に移りたい」という相談も多数寄せられています。ご家族様が施設をさがす際に軽視されがちな食事ですが、実は施設へのクレームで最も多いのは食事についてです。(個人の志向の違いも大きな原因だと言えます。)以前は老人ホームの食事は質素なイメージがありましたが、現在は施設ごとに工夫され、入居者の期待に応える努力を重ねています。本章では老人ホームでの通常時とイベント食の献立例や飲酒などについて解説します。

通常時とイベント食の献立

老人ホームでは、通常時とは異なるイベント食を提供していることも少なくありません。入居者が協力して作ることもあれば、プロや職員が作るところを見せること、選択制の出前を取ることもあります。食事イベントは豪華なメニューになることも多く、人気のイベントです。通常時とイベント食の献立例は以下です。

通常時の例イベント食の例
・ごはん
・焼き魚
・菜の花和え
・ひじき煮
・味噌汁
・ごはん
・天ぷら盛り合わせ
・卵豆腐
・漬物
・お吸い物
・水ようかん

今回、通常時の例は魚料理メインの和食を紹介していますが、肉料理メインの食事もあり、和洋中とバランス良く献立が立てられています。

老人ホームでお酒は飲んでいいの?

お酒はタバコと違い受動喫煙のような周りへの影響が少ないため、嗜む程度なら飲んでも良い施設もあります。しかしあくまで健康面で問題のない人にだけであり、医師から禁じられていればもちろん飲めません。施設の人たちが一緒に食事する食堂では飲まないようにお願いされることもあります。施設にはお酒が飲みたくても飲めない人もいるため配慮が求められます。

食事提供

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの食事

老人ホームで提供する食事は、入居者の状態に合わせて用意します。生活のなかで大きな楽しみのひとつである食事を、入居者が食べやすくおいしいと感じる状態で提供し満足してもらうためです。この章では、老人ホームが行う入居者に提供する食事の工夫を紹介します。

状態に合った食事形態で提供

入居者の状態により、合わせた大きさや体調に合わせた食事形態、病気に合わせた治療食を用意できる施設も多いです。食事形態は介護スタッフやケアマネージャー、場合によっては医師・看護師に相談して決定します。

・食べやすい大きさ
加齢による体の変化に合わせて食材を食べやすい大きさにすることが重要です。例えば、噛む力が低下した人には食材をひと口サイズに切って食べやすくします。代謝の低下とともに食欲が落ちやすいので、食べたいと思う環境を整えることも行います。

・介護食
さらにひとりひとりの状態に合わせた食事が介護食です。普通食が食べにくくなってくると、食べる力に合わせて提供します。液状にしたミキサー食、小さく刻んだ刻み食、舌でつぶせる柔らかさになるまで調理したソフト食などがあります。嚥下(飲み込み)状態によっては、とろみ剤を入れてむせ込みを予防することもあります。

・治療食
持病に合わせた食事が治療食です。腎臓病や糖尿病などを患っている人は、病気に合わせてタンパク質などの栄養素やエネルギー等の制限が必要です。病気に合わせて栄養素やエネルギーを調整した治療食を提供します。ただし、塩分制限などを調理段階調整することは、別の調理が必要となるため手間やコストがかかります。施設によっては漬物を外したり、副菜を変更するなどして塩分を控える食事とする場合もあります。糖尿病や投石による食事制限のある場合も同様のことが言えます。

自身で食べるための工夫

高齢になり体の自由がききにくくなると、箸を使った食事が難しくなります。細かい動作がしづらい場合に使うのが、柄の太いスプーンや介護用品です。介護用品には、2本の箸がつながっていて落としにくくなったものや持ち手の内部が空洞になっている軽くて持ちやすいスプーン・フォークなどがあります。

皿が重くて持てない場合には、プラスチックの皿に変えることがあります。可能な限り自分で食事をとれるよう、その人が使いやすい道具に変えたり、服を汚さないためのエプロンをつけたりします。

老人ホームでは自立支援を基本としているので、可能な限り自分で食べることができるように、工夫をしながら食事をサポートしています。

食事量と健康は直結している

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの食事

食べる量は健康状態を表し、体調が悪いと普段より食べる量が減りやすくなるものです。介護施設では、入居者の食事量を記録して健康状態を観察しています。それまでの食事量から減った時は原因を探り、再び食欲がわくための工夫をします。

食欲が低下する原因として考えられるのが、便秘・水分不足・運動不足・生活習慣病・生活のリズムの乱れ・悪い姿勢での食事・精神的な負担などです。老人ホームでは食事の時だけでなく、普段の生活の様子まで総合してとらえ、原因を見極め解決をめざします。

食事の調理

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの食事

老人ホームにより食事を調理する場所や調理を担当する人は異なり、食事の満足を左右することがあります。食事は老人ホームでの大きな楽しみとなるため、試食して食べたい食事かどうかを入居前に確認しておくと安心です。

食事の調理場所や担当者を、施設形態別で一覧表にして紹介します。

調理場所調理担当者特徴
施設内厨房介護施設職員、調理専門職員など人件費や手間はかかるものの、できたてのおいしい食事を食べられる
セントラルキッチンなど外部委託セントラルキッチンなどのスタッフ利用者の費用負担が軽くなる
冷凍で届き、できたてのおいしさには劣ることがある
自室のキッチン入居者自身自分の好みで調理ができる
食材の購入が必要

食事の苦情

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの食事

老人ホームは高齢者の介護が目的の施設です。そのため食事だけに予算や人員をさくことは難しく、食事がまずいなど苦情が出ることもあります。例えば、味が薄いまたは濃い・冷めている・同じメニューが続く・配膳ミス・待ち時間が長いなどの苦情です。

老人ホームが提供する食事は、味だけでなく栄養価や治療食などに注意しながら極力入居者が満足できる食事作りを目指しています。施設のなかには毎日3食の献立を発表し、入居者が飽きない食事作りに取り組むところもあります。

入居先を探すときは、施設見学や体験入居をして自分にあった施設を探しましょう。施設見学で提供する食事を試食できる場合があるので、そこで食事の食べやすさやおいしさを確認してみてください。

外食やおやつについて

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの食事

老人ホームに入居しながら、面会に来た家族と外食に出かけられる施設もあります。外食の条件や許可は施設ごとに異なるため、入居前に確認しましょう。おやつの購入や持ち込みは施設により決まりがあるため事前に確認し、許可されれば持ち込みができます。

食べ物の持ち込みは、施設により様々です。食欲が落ちた時に備えてふりかけ・漬物・惣菜のみ許可する施設もあります。好き嫌いの多い人が老人ホームの食事をあまり食べない場合、補助食品として本人の好きなものを差し入れてもらう施設もあります。また、他の入居者への差し入れは事故防止のため控えましょう。

食事の時間を楽しみにしてもらえるように

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_老人ホームの食事

食事は老人ホームの入居者にとって大きな楽しみのひとつであり、施設側も極力満足度の高い食事を提供できるよう努力しています。入居を決める前に試食や献立を確認して、満足のいく食事を食べられる施設かチェックしましょう。

静岡老人ホーム紹介タウンYAYAでは、お客様一人ひとりの状態に合った老人ホーム探しをお手伝いしています。施設選びや見学にも同行するので、より満足いただける施設選びが可能となります。相談から入居まで無料でご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ

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