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介護お役立ち情報

認知症の人が入所できる介護施設

2023年4月3日
カテゴリー:
介護お役立ち情報

認知症の人が入所できる介護施設は多くなり、認知症専門の施設もあります。認知症の家族に施設入所してほしいと思いつつ、どのような状態になったら入所するものなのか、悩まれる人も少なくありません。認知症の人の施設入所を検討するタイミングは介護や生活が大変になってきた時が多いです。こちらの記事では、認知症の人が施設入所を検討するタイミング、入所できる介護施設、入所前の準備、入所待ち期間に利用できる介護サービスについてご説明しています。

認知症の人の施設入所を検討するタイミング

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_認知症の人が入所できる施設

認知症の可能性があるからといって、すぐに介護施設への入所が必要なわけではありません。もし次の3つの状態が見られ始めた時は、認知症に対応できる介護施設への入所を考えたほうがいい時期だとされています。

認知症が進行し、常に目が離せないようになった

認知症が進むと24時間目が離せなくなり、日中深夜問わず家族の見守りが必要になります。しかし夜中に徘徊し自宅へ連れ戻しても、家族が疲れて寝ているあいだに再び外へ出て、警察のお世話になることも増えるかもしれません。本人の安全のためにも、認知症ケアのある介護施設への入居を検討してみましょう。

介護者が介護疲れしてしまった

24時間、認知症のある人を見守り続ける家族は、休む暇がありません。自分が寝ている間に事故にあわないかなど、心配によるストレスが大きくなり疲れもたまってしまいます。介護者が疲れてしまうと十分なお世話をすることが難しくなり、認知症の家族の身の危険にもつながります。認知症対応の施設で適切なケアを考えてみましょう。

1人暮らしが限界になっている

1人暮らしをする高齢者が認知症になった場合、誰かが見守り続けることはできず、近所の人や警察のお世話になることが増えてきます。認知症の症状が進み一人暮らしが限界そうだと感じた時は、専門スタッフによる見守りがある介護施設への入居を検討しましょう。

認知症の人が入所できる介護施設

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_認知症の人が入所できる施設

認知症のケアに対応した介護施設は4種類あり、入居条件や提供サービスが異なります。入居する本人の状態や希望、家族の希望などを総合して、最適な施設を見つけましょう。

グループホーム

認知症高齢者グループホームの正式名称は「認知症対応型共同生活介護」と言います。入居条件は、65歳以上の高齢者で要支援2、または要介護1~5 であることです。また、入居希望の施設と同じ市区町村内に住民票があることも条件です。(静岡県内では同一市内であれば区をまたいでの入居は可能です。)認知症高齢者が最大9名 のユニットで共同生活を送り、認知症介護の知識と技術を持つ専門スタッフがサービスを提供します。入居者一人ひとりのペースに合わせて生活することで認知症症状の維持・緩和に効果があると言われています。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、介護専用型・混合型・自立型の3種類があり、どのタイプも原則65歳以上 が利用可能です。介護付き有料老人ホームは原則、介護専用ですが一部、住宅型有料老人ホームと併設され、自立の方の受け入れが可能なものもあります。

〈入居条件〉

自 立要支援要介護
介護専用型×
混合型
自立型×


介護専用型の有料老人ホームは幅広い介護度の入居者の受け入れがあり、施設によっては重度の認知症があっても受け入れ可能です。認知症の度合いは施設ごとに異なるため、希望する施設の条件に合うか相談し、入居しましょう。介護付き有料老人ホームは入居者ごとの個室があり、介護職員や看護職員が入居者数に応じて在籍しています。提供されるサービスは食事の提供や介助・掃除や洗濯・見守り・買い物代行・入浴や排泄、着替えなどの介助で、レクリエーションも行います。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サ高住には介護型と一般型があり、認知症のある人は介護型の施設で受け入れが可能です。サ高住へ入居するには、60歳以上または60歳未満で要介護認定を受けた人である必要があります。入居受け入れ可能な介護度は施設ごとに異なるため事前に確認が必要です。認知症の受け入れについても施設により異なるため、希望の施設で受け入れ可能かどうかの相談が必要です。

特別養護老人ホーム(特養)

特養の入居条件は、65歳以上で要介護3以上の認定を受けた人・40~64歳で特定疾病の認定がある人・特例で入居を認められた要介護1~2の人 です。ただしあくまで原則のため、それぞれのケースごとに入居可能かを判断します。認知症についても基本的に受け入れ可能で、治療が必要と判断されるような症状(自傷・他害行為等)でない会議り、原則的には受け入れ可能です。

入所前に行う準備

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_認知症の人が入所できる施設

認知症対応のある介護施設へ入所を考え始めたら、入所先を絞り込むために準備をしましょう。施設タイプごとの入居条件等を調べる・介護費用の予算計算・施設への見学・本人に納得してもらうことが必要です。それぞれのポイントについて、解説します。

施設タイプごとの入居条件等を調べる

認知症対応のある介護施設のタイプごとに、入居条件や特徴、費用が異なります。そのため、入居者本人の条件と合った施設かを調べることが必要です。施設の入居条件はあくまで原則であり、入居者のケースにより対応はさまざまなので、直接介護施設へ相談することをおすすめします。

介護費用をいくらまで支払うことができるか算出する

介護にかかる費用の予算を計算し、その数字にもとづいた施設選びをします。入居する人が親の場合、介護にかかるお金は基本的に親が支払うものとし、子供同士でわけあって負担する状況はできる限り避けましょう。

マネープランを立てるためには、資産と収入を確認し、入居期間はどれくらいか想定してください。資産とは、預貯金・退職金・売却できる不動産や有価証券・満期を迎える生命保険などです。収入とは、年金の受給額・利息・有価証券の配当・不動産による家賃収入などですが、配当や家賃収入は変動するため低めに見積もりましょう。

検討している施設へ見学に行く

老人ホームは、これから生活する場所となります。パンフレットの情報だけでは十分ではありません。認知症のある入居希望者と家族の複数人で介護施設へ出向き、実際の施設内を見学しましょう。

見学するポイントは、建物・スタッフ・医療連携とリハビリ・契約内容についてです。建物は生活の質を左右するため、個室や共用スペース施設周辺の環境などを確認し、サービスの質にかかわるスタッフの様子を確認しましょう。いざという時の医療連携を把握し、入居者が安心して暮らせるかをチェックして、契約内容は一つ一つ納得できるまで尋ねるようにしてください。契約内容の確認不足が入居後の不満につながるため、あらゆる状況を想定して質問を準備し、見学に行きましょう。

入所はご本人の納得を得てから行う

入居者本人の納得がないまま契約すると結局退去する可能性が高く、余計に手間や費用がかかります。
一層介護施設への入居を嫌がる原因にもなるため、本人がきちんと納得できるかどうかを大切にしましょう。

入居を嫌がる人は多いです。特に認知症の場合は自身の状態について理解できていない方も多いため、自宅を離れることに強い抵抗を感じがちです。まずは、なぜ拒否するかの理由を聞き受け入れるところから始めます。そして体験入居やショートステイを利用して、本人が良いと感じる経験を増やしましょう。家族での説得が難しい場合は、ケアマネージャーの力を借りる方法もあります。

入所待ち期間に利用できる介護サービス

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_認知症の人が入所できる施設

入居希望先に空きがなく入居待ちの間に使えるサービスに、ショートステイや小規模多機能型居宅介護があります。

ショートステイは、数日間施設へ入って食事や入浴などを受ける介護サービスです。

小規模多機能型居宅介護は施設へ通うことをメインとし、短期間の宿泊や利用者の自宅への訪問を組み合わせて、できる限り自立した生活ができるようにする介護サービスとなっています。

認知症の人が入居できる施設をお探しなら

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_認知症の人が入所できる施設

家族が認知症で介護の限界を感じ始めた時は、早めに入居可能な介護施設を探しましょう。認知症ケアは元気なころのご本人様を知っているご家族様には特に精神的な負担が大きくなりがちです。認知症対応のある介護施設を利用したほうが、本人の安全を確保できるなどメリットがあります。入居する本人と家族が納得できる介護施設を見つけるために、情報収集をしっかり行い、入居希望の施設は必ず見学することをおすすめします。

静岡老人ホーム紹介タウンYAYAでは、お客様一人ひとりの状態に合った老人ホーム探しをお手伝いしています。施設選びや見学にも同行するので、より満足いただける施設選びが可能となります。相談から入居まで無料でご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ

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