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介護お役立ち情報

老人ホームでのターミナルケア

2023年4月14日
介護お役立ち情報

ターミナルケアとは、残された期間をその人らしく充実した時間にするケアです。介護施設でもターミナルケアを行う施設も増加しています。令和2年の厚生労働省 人口動態調査では、亡くなる場所は、病院が約68%、自宅が約16%、介護施設が約13%となり、介護施設と自宅で亡くなる人の割合は同じくらいです。こちらの記事では、ケア内容、介護施設でのターミナルケアの詳細、費用、開始前の準備などを説明しています。

ターミナルケアとは

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

ターミナルケアとは余命宣告を受けた患者に対し、人のQOL(生活の質)の向上と維持のために行うケアをいいます。残された期間をその人らしく充実した時間にするケアで、治療が目的ではありません。日本では緩和ケアが発展するにつれ、ターミナルケアの重要性も注目されてきています。


ここでは、ターミナルケアに似た概念の看取りケア・緩和ケア・ホスピスケアについても解説していきます。ターミナルケアとの違いを比較しましょう。

看取りケア

患者の最期を看取るケアで、最後まで人としての尊厳を保ってすごせるよう身のまわりのお世話・声かけをします。延命だけが目的の治療をできるだけ避け、患者に安らぎを与えて、意識がなくなっても最期まで声かけや介助をいつもどおり行います。在宅や介護施設での最期を希望する場合、看取りケアをとることが多いです。

緩和ケア

緩和ケアは、命をおびやかす疾患による問題と直面する患者本人とその家族に対し、痛みなどをやわらげる対応を行って生活の質を高めるケアです。特に末期がんの患者へ行い、病気の治療を行いながら苦痛を緩和するための医療的なケアを緩和ケアと言います。ちなみに緩和ケアは、病気の進行度とは関係なく行います。

ホスピスケア

ホスピスケアは、自宅または介護施設で死期の迫った患者とその家族に対して行い、苦痛を最小限にすることを目的とします。そのため検査や診断、延命治療をほとんど行わず、症状の軽減と緩和、精神面のサポートがメインです。ただしすべての病気の治療をやめるわけではなく、基礎疾患に対する治療は引き続き受けられます。

ターミナルケアの内容

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

ターミナルケアは治療を行いませんが、患者とその家族のQOLをあげるために、3つのケアを行います。ここでは、身体的なケア・精神的なケア・社会的なケアについて解説します。

身体的なケア

身体的なケアは医療従事者う行為が多くなり、主な痛みを取り除くまたは緩和するために薬などを使います。栄養摂取が難しくなってくると、細かく刻む、すりつぶすなどした食事にするほか、チューブを体に通して経管栄養の処置や胃に小さな穴をあけて食べ物をそこから注入する胃ろうなどの処置をとります。患者が自力で動けなくなってくると、床ずれ防止やできてしまった褥瘡のケアも行います。

精神的なケア

精神的なケアは主に医療従事者と患者の家族が行い、患者自身の恐怖・不安・ストレスを軽減して、おだやかに過ごすことが目的です。患者の話を寄りそって聞く・家族や友人と趣味を楽しむ・リラックスできる好きな音楽をかける・思い出の詰まった物をそばに置くなど、患者本人の満足度が高くなるケアに取り組みます。

周りに対して申し訳ない気持ちが強い患者には、気を遣わないための配慮や孤独を感じないための工夫を行います。また精神的なケアは医療従事者や家族・友人だけでなく、ボランティアのサポートを受けられる場合もあります。

社会的なケア

社会的なケアは主に患者の家族と専門家が行い、患者本人ではできない費用のやりとりや患者の勤めた会社など関係のあるところとの連絡をします。長い間ターミナルケアが続くと費用がかかるので、患者が負担に感じて思いつめないようケアをします。病院のソーシャルワーカーに医療費軽減の相談をする方法もあります。

介護施設でのターミナルケア

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

厚生労働省が発表した令和2年の人口動態データ によると、病院で亡くなる人の割合が最も大きく、次いで自宅となっています。自宅で亡くなる人の割合は、増えてきているのが現状です。介護施設で亡くなる人の割合も少しずつ増えており、ターミナルケアを実施する介護施設も出てきていることがわかります。この章では、介護施設でのターミナルケアや連絡体制、費用、メリットとデメリットを紹介します。

ターミナルケア期間の過ごし方

ターミナルケアに対応のある介護施設では、提携の病院による24時間訪問診療がある、または施設内の医師・看護師など医療職スタッフとの連携があります。ターミナル期にある入居者の容体が急変しても救急搬送をせず、施設内の医療職スタッフまたは提携先医療機関が対応を行います。

ターミナルケアでは、介護施設の提供する食事が食べられないときは利用者の好きな物にしたり、ベッドから起きる体力があるときは、フロアに出て過ごしたりなど、状況に応じたケアが可能です。入居者が亡くなったあとに、介護施設内で清拭などエンゼルケアを行うところもあります。

施設側と家族との連絡体制

ターミナルケアを行う介護施設は増えていますが、24時間いつでも家族と連絡の取れる状態が必要な施設もあります。数週間~半年程度といわれるターミナル期のあいだ、施設側と家族が密に連絡をとりあい、利用者に寄り添ってその人らしい最期を迎えられるようケアを行います。

費用

介護施設でターミナルケアを受け看取りを行う場合、所定の条件を満たすと看取り介護加算が算定されます。介護施設での看取りには経験のあるスタッフが集中して対象の入居者のケアにあたるため、施設に対し評価するための仕組みです。

利用者の負担は1~3割 なので通常の介護保険サービス と同じ割合ですが、重篤な病気にかかった後でターミナルケアに移行する場合は、必要なケアが多くなり費用がかさみます。本人の食べられる食材についての費用や入居者の好きな食べ物の持ち込みなどは、施設と相談しましょう。

メリット・デメリット

在宅ターミナルケアは、患者自身が住み慣れた家で最期を迎えられ、家族が常に寄りそえるメリットがあります。患者は安心して過ごせ、家族は病院や介護施設へ足を運ぶ手間をかけずにすみますが、24時間体制での見守りが必要です。往診の回数が増えると費用が増すほか、容態が急変して病院へ連絡してもすぐにかけつけてもらえるとは限りません。

病院でのターミナルケアのメリットは、何かあってもすぐに医療従事者に来てもらえる安心感でしょう。しかし、家族は病院まで頻繁に出かけなくてはならず、長時間寄りそうことは難しいデメリットがあります。家族が患者の近くにいられない分、最期に間に合わない可能性もあります。

ターミナルケアを始める前の準備

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その人らしい最期を迎えるためのターミナルケアを始める前には、十分な準備が必要です。患者本人や家族の同意なしで始めてもQOLは向上しにくく、納得のいく患者の最期が難しくなってしまいます。

これから紹介する3つの準備を行ったうえで、ターミナルケアを始めましょう。

本人の意思確認

患者本人の意思を確認し形に残しておくと、本人が望む形の最期を迎えることができるでしょう。そのための意思確認の手段を3つ紹介します。

・リビング・ウィル
リビング・ウィルは、もしもの時に延命措置を望まない意思を示す事前書で、日本尊厳死協会が発行しています。内容は本人が撤回したいときにいつでも変えられます。

・医療判断代理委任状
医療判断代理委任状は、患者自身が医療について決定する能力を失った時、代わりに意思決定する人を患者本人が指名するための文書です。

・エンディング・ノート
エンディング・ノートは遺言書と違って法的効力はありませんが、自分が亡くなったあとだけでなく最期の迎え方まで記せます。100%そのようになるとは限りませんが、遺産相続の希望や延命措置について、介護・葬儀・残されたペットについてなど幅広い内容を書けます。

家族・親族で話し合う

患者本人の意思を確認した後、また意思表示ができない上に表示するものがない場合も、家族や親族で話し合います。患者に寄り添いコミュニケーションを取る・介護・費用はどうするかなど、患者を見守るために必要な内容をまとめます。

事務手続き

介護施設の看取りケア用プランを利用するには、介護施設ごとの同意書などの書類への記入や家族と施設間での連絡体制などを把握します。もしもの時に備えて、家族の緊急連絡先を施設に伝えておきます。

介護施設でのターミナルケアをご検討されている方へ

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ターミナルケアを行う介護施設は増えており、自宅での介護が難しい場合や馴染みのある介護施設で最期を迎えたい時に選ばれています。介護施設は病院ほど医療スタッフが常駐するわけではありませんが、自宅で介護するより専門のスタッフが常にいるため、安心感があります。

看取りまで希望して介護施設へ入居するときは、事前にターミナルケアの内容を知り納得して決めましょう。入居者本人と家族のどちらもが納得できる介護施設を選び、患者の意思を尊重した見送りをしましょう。

ターミナルケアについてご相談したい方は、静岡老人ホーム紹介タウンYAYAをご利用ください。お客様一人ひとりの状態に合った老人ホーム探しをお手伝いしています。施設選びや見学にも同行するので、より満足いただける施設選びが可能となります。相談から入居まで無料でご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ

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