静岡県の老人ホーム・介護施設情報サイト

まずはお気軽にお電話下さい!
ホーム >  介護お役立ち情報 >  老人ホームのサービス > 老人ホームでのターミナルケア

介護お役立ち情報

老人ホームでのターミナルケア

2024年7月10日
介護お役立ち情報

ターミナルケアとは、残された期間をその人らしく充実した時間にするケアです。老人ホームでもターミナルケアを行う施設が増加しています。令和2年の厚生労働省 人口動態調査では、亡くなる場所は、病院が約68%、自宅が約16%、介護施設が約13%となり、介護施設と自宅で亡くなる人の割合は同じくらいです。こちらの記事では、ケア内容、介護施設でのターミナルケアの詳細、費用、開始前の準備などを説明しています。

ターミナルケアとは

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

ターミナルケアとは余命宣告を受けた患者に対し、人のQOL(生活の質)の向上と維持のために行うケアをいいます。残された期間をその人らしく充実した時間にするケアで、治療が目的ではありません。日本では緩和ケアが発展するにつれ、ターミナルケアの重要性も注目されてきています。

ここでは、ターミナルケアに似た概念の看取りケア・緩和ケア・ホスピスケアについても解説していきます。ターミナルケアとの違いを比較してみます。

看取りケア

患者の最期を看取るケアで、最後まで人としての尊厳を保って過ごせるよう、身のまわりのお世話・声かけをします。延命だけを目的とする治療は可能な限り避け、患者自身に安らぎを感じてもらえるよう心がけています。たとえ意識がなくなったとしても、変わらぬ優しさで声をかけ、介助を続けます。在宅や介護施設での最期を希望する場合、看取りケアの選択肢をとることが多いです。

緩和ケア

緩和ケアは、命に関わる病気と向き合う患者とそのご家族に対して、痛みや苦しみを和らげることで生活の質を向上させるケアです。特に末期がんの患者に対して行われることが多く、病気の治療と並行して苦痛を軽減するための医療的なケアを指します。また、緩和ケアは病気の進行度に関係なく、どの段階でも行われるものです。

ホスピスケア

ホスピスケアは、自宅や介護施設で死期が近づいた患者とそのご家族に対して提供され、苦痛を最小限に抑えることを目的としています。そのため、検査や診断、延命治療はほとんど行わず、主に症状の軽減や緩和、精神的なサポートに重点を置いています。しかし、すべての病気の治療をやめるわけではなく、基礎疾患に対する治療は引き続き受けることができます。

ターミナルケアの内容

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

ターミナルケアは治療を行いませんが、患者とその家族のQOLを上昇させるために、3つのケアを行います。ここでは、身体的なケア・精神的なケア・社会的なケアについて解説します。

身体的なケア

身体的なケアは医療従事者による行為が多くなり、主な痛みを取り除く、または緩和するために薬などを使います。栄養摂取が難しくなってくると、細かく刻む、すりつぶすなどした食事にするほか、チューブを体に通して経管栄養の処置や胃に小さな穴をあけて食べ物をそこから注入する胃ろうなどの処置をとります。患者が自力で動けなくなってくると、床ずれ防止やできてしまった褥瘡のケアも行います。

精神的なケア

精神的なケアは主に医療従事者と患者の家族が行い、患者自身の恐怖・不安・ストレスを軽減して、おだやかに過ごすことが目的です。患者の話を寄りそって聞く・家族や友人と趣味を楽しむ・リラックスできる好きな音楽をかける・思い出の詰まった物をそばに置くなど、患者本人の満足度が高くなるケアに取り組みます。

周りに対して申し訳ない気持ちが強い患者には、気を遣わないための配慮や孤独を感じないための工夫を行います。また精神的なケアは医療従事者や家族・友人だけでなく、ボランティアのサポートを受けられる場合もあります。

社会的なケア

社会的なケアは主に患者のご家族や専門家が担当し、患者自身では難しい費用の手続きや、勤めていた会社などとの連絡を行います。長期間のターミナルケアには費用がかかるため、患者が経済的な負担を感じて思い詰めないようにサポートします。また、病院のソーシャルワーカーに医療費の軽減について相談する方法もあります。

介護施設でのターミナルケア

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

厚生労働省が発表した令和2年の人口動態データ によると、病院で亡くなる人の割合が最も大きく、次いで自宅となっています。自宅で亡くなる人の割合は増えてきているのが現状です。老人ホームなどの介護施設で亡くなる人の割合も少しずつ増えており、ターミナルケアを実施する介護施設も出てきていることがわかります。この章では、介護施設でのターミナルケアや連絡体制、費用、メリットとデメリットを紹介します。

ターミナルケア期間の過ごし方

ターミナルケアに対応のある介護施設では、提携の病院による24時間訪問診療があるか、または施設内の医師・看護師など医療職スタッフとの連携があります。このため、ターミナル期にある入居者の容体が急変しても救急搬送をせず、施設内の医療職スタッフまたは提携先医療機関が対応を行います。

ターミナルケアでは、介護施設が提供する食事が食べられない場合、利用者の好物を提供することがあります。また、ベッドから起き上がる体力があるときは、フロアに出て過ごすなど、状況に応じた柔軟なケアが行われます。入居者が亡くなられた後には、施設内で清拭などのエンゼルケアを行うところもあります。

施設側と家族との連絡体制

ターミナルケアを行う介護施設は増えていますが、24時間いつでも家族と連絡の取れる状態が必要な施設もあります。数週間~半年程度といわれるターミナル期のあいだ、施設側と家族が密に連絡をとりあい、利用者に寄り添ってその人らしい最期を迎えられるようケアを行います。

費用

介護施設でターミナルケアを受け看取りを行う場合、所定の条件を満たすと看取り介護加算が算定されます。介護施設での看取りには経験のあるスタッフが集中して対象の入居者のケアにあたるため、施設に対し評価するための仕組みです。

利用者の費用負担は1~3割 なので通常の介護保険サービス と同じ割合ですが、重篤な病気にかかった後でターミナルケアに移行する場合は、必要なケアが多くなり費用がかさみます。本人の食べられる食材についての費用や入居者の好きな食べ物の持ち込みなどは、施設と相談しましょう。

在宅・病院でのメリット・デメリット

在宅ターミナルケアは、患者自身が住み慣れた家で最期を迎えられ、家族が常に寄りそえるメリットがあります。患者は安心して過ごせ、家族は病院や介護施設へ足を運ぶ手間をかけずにすみますが、24時間体制での見守りが必要です。往診の回数が増えると費用が増すほか、容態が急変して病院へ連絡してもすぐにかけつけてもらえるとは限りません。

病院でのターミナルケアのメリットは、何かあってもすぐに医療従事者に来てもらえる安心感でしょう。しかし、家族は病院まで頻繁に出かけなくてはならず、長時間寄りそうことは難しいデメリットがあります。家族が患者の近くにいられない分、最期に間に合わない可能性もあります。

ターミナルケアを始める前の準備

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

その人らしい最期を迎えるためのターミナルケアを始める前には、十分な準備が必要です。患者本人や家族の同意なしで始めてもQOLは向上しにくく、納得のいく患者の最期が難しくなってしまいます。

これから紹介する3つの準備を行ったうえで、ターミナルケアを始めましょう。

本人の意思確認

患者本人の意思を確認し形に残しておくと、本人が望む形の最期を迎えることができるでしょう。そのための意思確認の手段を3つ紹介します。

リビング・ウィル

リビング・ウィルは、もしもの時に延命措置を望まない意思を示す事前書で、日本尊厳死協会が発行しています。内容は本人が撤回したいときにいつでも変えられます。

医療判断代理委任状

医療判断代理委任状は、患者自身が医療について決定する能力を失った時、代わりに意思決定する人を患者本人が指名するための文書です。

エンディング・ノート

エンディング・ノートは遺言書と違って法的効力はありませんが、自分が亡くなったあとだけでなく最期の迎え方まで記入することができます。100%そのようにできるとは限りませんが、遺産相続の希望や延命措置について、介護・葬儀・残されたペットについてなど幅広い内容を書くことができます。

家族・親族で話し合う

患者本人の意思を確認した後、また意思表示ができない上に表示するものがない場合も、家族や親族で話し合います。患者に寄り添いコミュニケーションを取る・介護・費用はどうするかなど、患者を見守るために必要な内容をまとめます。

事務手続き

介護施設の看取りケア用プランを利用するには、介護施設ごとの同意書などの書類への記入や家族と施設間での連絡体制などを把握します。もしもの時に備えて、家族の緊急連絡先を施設に伝えておきます。

介護施設でのターミナルケアをご検討されている方へ

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護施設でのターミナルケア

ターミナルケアを行う介護施設は増えており、自宅での介護が難しい場合や馴染みのある介護施設で最期を迎えたい時に選ばれています。介護施設は病院ほど医療スタッフが常駐するわけではありませんが、自宅で介護するより専門のスタッフが常にいるため、安心感があります。

看取りまで希望して介護施設へ入居するときは、事前にターミナルケアの内容を知り納得して決めましょう。入居者本人と家族のどちらもが納得できる介護施設を選び、患者の意思を尊重した見送りをしましょう。

ターミナルケアについてご相談したい方は、静岡老人ホーム紹介タウンYAYAをご利用ください。ターミナルケアに対応した老人ホームを含めて、お客様一人ひとりの状態に合った老人ホーム探しをお手伝いしています。施設選びや見学にも同行するので、より満足いただける施設選びが可能となります。また、相談から入居まで無料でご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_問い合わせ_資料請求

関連記事