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アルツハイマー型認知症の特徴

2023年3月1日
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認知症には種類があり、アルツハイマー型は最も患者が多いです。こちらの記事では、アルツハイマー型認知症の特徴、原因、症状、治療方法、よくあるケースを用いた対応の仕方についてご説明します。ご家族様に対して認知症と思われる症状がある場合、当てはまる点や今後の対応について考える際に参考にしてください。

アルツハイマー型認知症の特徴

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_アルツハイマー型認知症の特徴

アルツハイマー型認知症は認知症の一種で、ゆっくりと進行するため発症に気づきにくいと言われています。日本人の65歳以上のうち、認知症の人数は2020年の時点で約600万人 と推計されます。年々認知症になる人は増えており、高齢化が進むほど今後もさらに増えていくでしょう。認知症はだれでもかかる可能性があるため、認知症の理解を深めて、ともに生きられる社会を作ることが重要です。

アルツハイマー型認知症の原因

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_アルツハイマー型認知症の特徴

アルツハイマー型認知症は脳神経の変性によって脳の一部が萎縮し、それが進行する過程で起きます。発症した人がPET検査を受けると、脳内の前頭葉・後部帯状回・楔全部にアミロイドβの蓄積が確認できます。他には脳の血流低下も原因のひとつとされています。認知症は本人の心がけで治るものではありません。

アルツハイマー型認知症の症状

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_アルツハイマー型認知症の特徴

アルツハイマー型認知症は静かに進行するため、家族だけでなく本人も気づかない場合があります。あらかじめ症状を知っておき、気になる症状はないか初期症状をチェックしましょう。

記憶障害

記憶障害はいわゆる物忘れのことで、アルツハイマー型認知症の初期段階から現れます。加齢による自然な物忘れとは違い、最近のことほど忘れる、またできごとの一部ではなく全体を忘れてしまいます。

たとえば買い物を頼まれて出かけたとき、何を買うか忘れた場合は加齢による物忘れですが、出かけた目的すら忘れるのはアルツハイマー型認知症の可能性があります。

見当識障害

日にちや時間・昼夜の区別・季節がわからなくなり、症状が進行するとふだんから出かけていた近所のスーパーや友人の家などへも迷って行けなくなります。自宅の場所がわからず帰れない、自宅内でトイレの場所がわからず排泄が間に合わないケースも出てきます。

理解・判断力の障害

複雑な話の展開についていけない、展開が早い話がわからないなどのほか、抽象的な言葉のイメージがしづらくなります。洋食や中華という表現がイメージできないため、ハンバーグやラーメンなど具体的な名称を使った意思疎通が必要です。話についていけず、知らないうちに訪問販売を契約させられるケースなどもあります。

実行機能障害

手順や計画が必要な行動が難しくなり、毎日の料理や掃除など慣れていた家事ができなくなります。進行すると、し忘れた行動から妄想するようになって、自分が財布を置き忘れたにもかかわらず誰かが盗んだととらえ、被害妄想を膨らませることがあります。

行動・心理症状

発症の初期~中期は、本人もそれまでできたことができない不安を持っており、家族など周りから責められた場合、自信がなくなりプライドが傷つきます。言葉で状況を説明したいもののうまく言葉が出てこないため、ひどい場合は抑うつや無気力になる、暴言を言うケースもあります。

アルツハイマー型認知症の治療方法

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アルツハイマー型認知症の根治療法はまだ確立していません。そのため、可能な限り症状を軽くしながら進行を遅らせる治療を行います。

治療方法は薬物療法と非薬物療法があり、その人の症状に応じて組み合わせて治療を進めていきます。治療は医師が正しく診察した結果のもと、医師の指示に従って行う必要があるので、アルツハイマー型認知症を疑う症状があるときは、早めに病院を受診しましょう。まずかかりつけ医に症状を相談し、次に認知症専門の医師や医療センターの受診がおすすめです。

アルツハイマー型認知症の対応の仕方

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_アルツハイマー型認知症の特徴

家族がアルツハイマー型認知症かもしれないと感じたときは、それまでどおりの対応をせず、次のポイントを確認しましょう。認知症ではない人が「これくらい大丈夫」と思ってかけた言葉でも、認知症の人は不安が大きくなりやすいためです。

認知症の方に接する時に重要なこと

認知症の人を抱える家族だけではく本人にも不安があるので、その不安を受け止めることが認知症の人と接する原則です。できないことが増えても羞恥心やプライドは消えておらず、指摘は本人を傷つけ混乱させる可能性があります。

認知症の人が話す内容がたとえ事実と異なっていても、本人にとっては事実ととらえてあいづちを打つとスムーズなコミュニケーションをとれます。自分の話を聞いてもらえた、肯定してもらえたと思うと良い感情が蓄積され、症状の緩和に役立ちます。

生活環境を整える

認知症になると変化への対応が困難になり、住み慣れた家でも事故が起きるおそれがあります。視覚能力が低下して物の輪郭があいまいになり、聴覚能力も低下し耳が聞こえづらくなるので、日常生活で困らない工夫をしましょう。

たとえば、家具の配置や部屋のレイアウトを変えず、カレンダーを目につくところにはります。食事のあとは食べ終えた食器をすぐに下げずに置いておくなど、あらゆる工夫ができます。

アルツハイマー型認知症の方のよくあるケース

周りの家族からすると問題行動に見えることも、本人なりの理由がありどうしようもできない場合が多いです。たとえば何でも物を集めて捨てない・使った食器や脱いだ衣服などを適切に処理せず部屋を汚す・置き忘れを誰かが盗んだと妄想するなどがあります。

食事は済んだにもかかわらず「まだか」と催促するときは、否定せず準備していると伝えて、軽食を出すとよいでしょう。しかしそれで満足しない場合はもう一度食事を出すこともあります。

昼夜逆転の生活をする人は、午前中に日光を浴びる・日中の活動量を増やす・生活のリズムを整えるなどを行いましょう。寝室の明るさや物音が影響している場合もあるため、睡眠環境を確認し、本人が安心して眠れる空間を作ることもおすすめです。

ご家族様が限界を迎える前に助けを求めることも重要

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アルツハイマー型認知症は脳の萎縮により起き、本人と家族は今までできたことができなくなり、不安になります。物忘れや理解力の低下などさまざまな能力が衰え、日常生活に影響を及ぼして自信がなくなるので、周りの人は叱らず受け止めることが良い対応です。しかし認知症が進行し暴力や妄想がひどくなると、家族では支えきれなくなる可能性があります。そうなる前の症状が軽度なうちから介護サービスの利用を始め、上手に認知症と付き合いましょう。

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