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介護お役立ち情報

介護老人保健施設とは・入所条件や特養との違いを説明

2023年1月24日
介護お役立ち情報

老人ホームには様々なタイプの施設があり、長期入所できるタイプと短期入所できるタイプがあります。こちらの記事では、短期入所できる介護老人保健施設について分かりやすく説明しています。ほかの老人ホームとの違いも説明するので、比較する時に参考にしていただけます。

介護老人保健施設(老健)とは

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

老健と呼ばれる介護老人保健施設は、介護を必要とする高齢者の退院後の在宅復帰など、自立をサポートする施設です。医師の指示のもと、看護や介護、リハビリスタッフによる機能訓練などを行い、家庭への復帰を目指します。医療ケアや食事・入浴などの介護サービスも行いますが、家庭への復帰が目的となるため、リハビリテーションに力を入れている点が特徴です。

また、居宅ケアマネージャーと連携し、家庭で不自由なく安全に生活できる環境づくりをサポートを受けられます。

入所条件・入所までの流れ

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

老健に入所できるのは、65歳以上で要介護1以上の認定を受けている方(特定疾患による要介護認定を受けている場合、40歳から64歳でも入所可能)です。さらに、治療や長期入院の必要はないですが、リハビリテーションの必要がある、などといった方が対象となることが多いです。

入所するまでには、介護認定を受ける→入所申込→面談→必要書類の提出→入所可能かどうかの判定→契約→入所、といった流れです。

費用

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

費用相場は10万円前後で、8~15万円程度です。公的施設でもある老健は入居一時金なども必要なく、比較的低額での入所が可能です。

月額費用は居住費、食費、介護サービス費、日用品費がかかります。居住費は部屋のタイプによって料金が異なります。

居住費や食費、介護サービス費は医療控除の対象となります。また、特定入所者介護サービス費制度や高額介護サービス費制度の利用で、費用の負担を軽減することが可能です。

受けられるサービス

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

介護老人保健施設で受けられる主なサービスは、リハビリ、身体介護、生活支援、医療・看護です。リハビリを中心に、医療や介護サービスも受けられる点は安心の住環境です。

リハビリ

在宅での生活に必要な能力を維持・向上させることが目的であるため、リハビリに重点が置かれていることが老健の特徴です。老健では、1回20~30分程度のリハビリを週2回以上行う、といった決まりがあります。

身体機能の維持・向上をサポートする理学療法士(PT)、食事やトイレ、家事などをスムーズに行うリハビリをする作業療法士(OT)、言語障害や聴覚障害、摂食・嚥下障害などに対するリハビリを行う言語聴覚士(ST)といった専門スタッフが、入所者一人ひとりの状態、ニーズや目標に合わせたリハビリを実施します。 在宅復帰が目的である老健では、福祉用具や住宅における改修、家具の配置などに対するアドバイスも行います。

身体介護

食事や入浴、着替えの介助などの支援が受けることができます。入浴は週2回程度、オムツの交換や排せつ誘導なども行います。食事については、栄養士が栄養やカロリーを管理したものを提供します。塩分・嚥下(飲み込み)能力・歯の状態など入所者のニーズに合わせた対応もしてくれます。

生活支援

部屋の掃除やシーツ交換など、基本的な生活支援も定期的に行われています。着替えた衣服などは家族が持ち帰って洗濯することもできますが、外部に委託する場合が多いです。

医療・看護体制

医師が常勤しているのが老健の特徴です。最低でも入所定員100人に対して1人の医師が常駐しています。看護師も終日常駐している施設が多く、安心感のある住環境です。

ただし、夜間に看護師が常駐していないケースもあるので、不安な場合は確認が必要です。たん吸引、胃ろうなどの経管栄養管理、インスリン注射などにも対応可能で、充実した医療・看護のケアを受けられます。また、血液検査、尿検査、投薬管理、褥瘡の処置などもサービス内容に含まれます。ストーマの管理や人工呼吸器の管理、終末期ケアなどは対応可能な施設とそうでない場合があるので、施設選びの際には注意しましょう。

入所できる期間

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

介護老健施設は、ほかのタイプの老人ホームと異なり、入所できる期間が決まっています。在宅復帰を目的としているため、入所できるのは原則3ヵ月 です。しかし、3ヵ月経ったからといってすぐに退所をしなければならないか、というと、実際はそうでもないようです。家庭の受け入れ態勢が整っていなかったり、家庭で身体を動かせる状態まで機能が回復していなかったりする場合は、6ヵ月程度入所している方もいます。

特別養護老人ホームとの違い

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

介護保険を利用可能な点は、特別養護老人ホームも同じです。しかし、在宅復帰を目的とする介護老人保健施設は入所期間が決められていますが、特別養護老人ホームは長期に入所する施設で、終身利用も可能です。

それぞれの目的が異なるため、受けられる支援も異なります。介護老人保健施設はリハビリに重点を置いていますが、特別養護老人ホームは日常生活を快適に過ごす介護に力を入れているのが特徴です。

老健の入所条件に該当しない方へ

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

介護老人保健施設に入所したくても条件に当てはまらなければ入所できません。その場合は、以下の施設も検討してみてはいかがでしょうか。

有料老人ホーム(介護付き・住宅型)

民間の企業者が運営することの多い有料老人ホームは、レクリエーションやイベントなども多く、楽しく生活できる設備が整っていることも特徴です。サービス内容や料金が施設によって異なるため、選択肢の幅が広がるでしょう。

介護付き有料老人ホームは、タイプによって介護度が高い方でも自立した方でも利用可能で、看取りにも対応しています。住宅型は65歳以上、要介護1~2の方向けです。

グループホーム

グループホームは、認知症の方のみが入居できる施設です。アットホームな雰囲気、少人数制で認知症の方が穏やかに生活できる環境を整え、認知症ケアを実施しています。

医師から認知症の診断書が発行されている、65歳以上で要支援2および要介護1~5の認定を受けている、施設と同じ市区町村に住民票がある、といった入所条件があります。

サービス付き高齢者向け住宅

安否確認や生活支援などを受けながら、自由度の高い生活ができる賃貸住宅です。高齢者が生活しやすいバリアフリーの造りです。入居条件は60歳以上の高齢者、もしくは要介護認定を受けた60歳未満の方。タイプは一般型と介護型の2種類あり、介護レベルが高い方は介護型がおすすめです。

老人ホーム入居をご検討中の方に

静岡老人ホーム紹介タウンYAYA_介護老人保健施設とは

介護老健施設は在宅復帰を目的とした老人ホームです。退院後の身体的な機能や日常生活における動作・作業などに不安がある方向けの施設で、リハビリ専門スタッフによる質の高いケアを必要としている方におすすめです。医師や看護師も常駐し、医療・看護サービスも充実しているのも特徴と言えます。

ただし、入所できる期間は3ヵ月が基本となっているため、注意してください。目的や身体機能、希望のサービス内容を比較し、適した施設を検討しましょう。

静岡老人ホーム紹介タウンYAYAはお客様一人ひとりの状態に合った老人ホーム探しをお手伝いしています。施設選びや見学にも同行するので、より満足いただける施設選びが可能となります。相談から入居まで無料でご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ

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